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平成31年2月15日号
5・7%減の1兆2921億円/2018年紙の出版物販売額/出版科研調べ

出版科学研究所は2018年の出版物発行・販売概況を発表した。これによると紙の出版物(書籍・雑誌合計)の推定販売金額は前年比5・7%(780億円)減の1兆2921億円で14年連続のマイナスになった。販売金額の内訳は、書籍が同2・3%減の6991億円、雑誌が同9・4%減の5930億円で、雑誌はコミックスの減少幅が縮小し、2年連続の2桁減は免れた。
書籍の推定販売金額は前年比2・3%(161億円)減の6991億円。児童書、ビジネス書は前年並みだったが、文芸、実用、文庫、新書など主要ジャンルが減少し、全体では前年を下回った。しかし『漫画君たちはどう生きるか』(マガジンハウス)が引き続きヒットしたほか、『大家さんと僕』(新潮社)、『ざんねんないきもの事典』(高橋書店)などテレビの紹介で販売が伸びた書籍が複数登場し、前年より減少幅は縮小した。ただ、16年や17年に刊行されて継続的に売れる本が多く、18年の新刊で象徴的な売行きを示す本は少なかった。
新刊点数は7万1661点で、同1・9%(1396点)減。内訳は、取次仕入窓口経由が同1・3%減の5万859点、注文扱いが同3・3%減の2万802点で、取次仕入窓口経由は6年連続減少となった。
出回り平均価格は、同1・0%(11円)増の1164円と4年連続で上昇。新刊平均価格は同0・1%(1円)増の1168円とほぼ前年並みに。金額返品率は36・3%で同0・4ポイント改善。取次が返品減少・効率販売を目指して新刊、重版とも送品部数を抑えている効果が表れた。
ジャンル別動向をみると、文芸書は芥川賞受賞の若竹千佐子『おらおらでひとりいぐも』(河出書房新社)、本屋大賞受賞の辻村深月『かがみの孤城』(ポプラ社)が50万部超のヒットになった。ノンフィクション・読み物では、『君たちはどう生きるか』が漫画版204万部、新装版52万5千部の大ヒットを記録。文庫は金額で約6%の減少と依然厳しく、東野圭吾、湊かなえなど定番人気作家や映像化作品以外は不振という状況が続く。
雑誌の推定販売金額は同9・4%(618億円)減の5930億円。内訳は、月刊誌が同9・3%(495億円)減の4844億円、週刊誌が同10・1%(123億円)減の1086億円。月刊誌をジャンル別にみると、定期誌は約9%減、ムックは約12%減、コミックス(単行本)は約7%減。コミックスは上半期(1~6月期)は約15%減と大幅に落ち込んだが、海賊版サイト「漫画村」が4月に閉鎖し、大手出版社が4月以降に主要レーベルの新刊を順次値上げするなど下半期に上向いて、マイナス幅は縮小した。
推定販売部数は同11・2%減の10億6032万冊。内訳は、月刊誌が同11・1%減の7億5598万冊、週刊誌が同11・4%減の3億434万冊で、ともに2年連続の2桁減。平均価格は同1・4%(8円)増の574円で、部数減を価格上昇で補う動きが続いている。金額返品率は前年と同率の43・7%。内訳は月刊誌が同0・3ポイント減の44・3%、週刊誌が同1・9ポイント増の41・2%。
創復刊点数は同9点減の60点と過去最少に。その半数近くを分冊百科とパズル誌が占めた。休刊点数は同22点増の129点。コミック誌の休刊が相次ぎ、電子版に移行するものも多かった。不定期誌の新刊点数は、増刊・別冊が同162点減の3316点、ムックは同633点減の7921点。1号を1点としてカウントした付録つき雑誌は同972点減の1万1228点だった。
部門別に推定発行部数を見ると、〈女性〉は同12・8%減。9月に引退を表明した安室奈美恵を表紙に起用した雑誌は世代を問わず売行きが良かったが、その他はグッズ付録により単号が売れる傾向が顕著だった。〈男性〉は12・1%減と初の2桁マイナス。ストリートファッション誌が相次いで休刊したほか、20代~30代向けやミドルエイジ誌も軒並み減少した。〈週刊誌〉は同8・7%減で、総合週刊誌の落ち込みが大きかった。
電子出版の市場規模は同11・9%(264億円)増の2479億円。内訳は、電子コミックが同14・8%増の1965億円、電子書籍が同10・7%増の321億円、電子雑誌が同9・8%減の193億円。電子コミックは17年後半から海賊版サイトやリーチサイトの影響で伸びが鈍化したが、「漫画村」が閉鎖されて以降、売上は復調傾向にある。電子書籍はライトノベル系の作品や、紙でよく売れたビジネス書や実用書、写真集の電子版が好調だった。電子雑誌は定額制読み放題サービス「dマガジン」の会員数が2年連続で減少したことが影響し、1割近いマイナスになった。
紙と電子の出版市場を合わせると1兆5400億円、同3・2%減。市場全体における電子出版の占有率は16・1%で同2・2ポイント増加した。

サン・ジョルディ名古屋/名古屋市の久屋大通庭園フラリエで開催

「サン・ジョルディフェスティバル名古屋2019」が4月21日(日)午前10時25分~午後5時、名古屋市中区の久屋大通庭園フラリエ内「クリスタルガーデン」で開催される。サン・ジョルディ名古屋実行委員会(愛知県書店商業組合、日本・カタルーニャ友好親善協会)と中日新聞社主催。絵本販売やビブリオバトル、絵本作家の読み聞かせ&サイン会等を行う。

アマゾンに負けない物流体制整備求める/北海道新年会で志賀理事長「業界大変革をしないと」

平成31年北海道取協・出版社・書店組合新年合同懇親会が1月29日、札幌市中央区のJRタワーホテル日航札幌で開かれ、37名が出席。北海道書店商業組合・志賀健一理事長はアマゾンに負けない物流体制整備を訴え、業界大変革へ3者が協力するよう呼びかけた。
はじめにあいさつに立った志賀理事長は「今、取次に一番お願いしたいことは、アマゾンに負けない物流体制を整備すること。リブリとクヌークという手本が、40年も前からドイツに存在している。注文すれば翌日の開店前に入荷する。読者のことを考え、アマゾンに負けない即日配達を実現してほしい。もう、お客様に『2~3週間ほどかかります』などということは、恥ずかしくて言えない。いま大変革をしないと出版業界の凋落は止まらない。業界3者が協力できる状況を作っていきたい」とあいさつした。
続いて、トーハン・加藤幹彌北海道支店長、静山社ホールディングス・吉川廣通副社長があいさつ。亜璃西社・井上哲専務の発声で乾杯。懇親を深め、今年の活躍を誓い合った。
(事務局・髙橋牧子)

「春夏秋冬本屋です」/「本屋人生を楽しむために」/福井・じっぷじっぷ代表取締役社長・清水祥三

間口が2間ほどの40数年たつ街なかの本屋は今日も静かである。お子さんやお孫さんへのプレゼントなどに来られたお客さんの絵本選びのお手伝いをするのが最近の仕事となっている。
そんなお客さんに交じって、小、中、高、大と学校に囲まれている立地なので、「お元気でしたか」「覚えてますか」「ネコさんは」「卒業以来です」と、懐かしい面影を残した人たちがふらっと立ち寄ることがある。昔よくマンガを立ち読みしていた、今で言うラノベ文庫が揃っていた、BL・耽美系や同人誌などを買いに来ていた、TRPGはここしか無かった、トレーディングカード目的で通った――各年代で店のレイアウトに違いはあるが、わが店は一体どんな本屋だったんだと思ってしまう。
今、新刊書店を開業したいという女性がアルバイトに来ている。街角から本屋が消えていく時代に、彼女が読みたい、読んでほしいというラインアップの店作りをする予定で、店舗も決まり内装工事も始まったようだ。そんな彼女の熱量に考えさせられた。
子どもの本を大切にしようという当店のコアな部分を開店当初に立ち戻り、今後の方向性を決めることにした。セレクトする本群の中に40年にわたる当店の歴史を織り込みながら、これからの本屋人生を楽しもうと考える。
時代の流れには負けていられない。

本を読んでもらえるよう努力/松信理事長「消費の現場、良くない」/神奈川組合新年懇親会

神奈川県書店商業組合は1月30日、横浜市中区の華正樓で新年懇親会を開き、書店、出版社、取次など約100名が出席。松信裕理事長(有隣堂)は、書籍・雑誌が消費税軽減税率の対象とならなかったことに懸念を示し、本を読んでもらえるよう書店自身がもっと努力しなければいけないと訴えた。
あいさつに立った松信理事長は、書籍・雑誌への軽減税率適用が見送られたことについて、「出版業界の熱が足りなかった。自動車業界が自動車取得税反対のビラを配っているのをテレビで見たが、出版業界はあそこまでやっていなかった。消費税率が5%から8%に上がった時の悪夢がまた蘇ってくるのかと思って、今から身構えている」と述べた。
そして、「いざなぎ景気を超えて74ヵ月連続の景気回復と言われるが、各家庭の可処分所得は減り続けている。消費の現場は良くない。書店も腰を据えてかからないと潰れてしまう」と危機感を示し、「この新年懇親会の前に、読書の楽しみ方をテーマにワークショップを行った。お客様にもっと本を読んでもらえるよう、われわれ自身が努力しなければいけない」と呼びかけた。
トーハン神奈川支店の田辺義博支店長は「昨年、11月1日を本の日として増売キャンペーンを行ったところ、期中の売上げが若干上がった。各書店が一致団結して同じ方向を向くことで結果が出た。個々の書店の努力ではなかなか売上げは上がらない状況になっている。一致団結することが今後ますます必要になってくる」とあいさつ。乾杯の音頭をとった。
なお、当日は新年懇親会に先立ち、出版社を対象にワークショップ「新しい読書支援ツール『LifewithReading―読書の秘訣カード』の活用」を開催した。
「読書の秘訣カード」は有隣堂と慶應義塾大学井庭崇研究室との共同研究により開発された新しい読書支援ツール。読書の体験やコツ、楽しさを簡単に伝え共有することができる27種の言葉が収録され、「読書のコツ」「読書の楽しさ」「創造的読書」の3つのカテゴリーで構成されている。
有隣堂は、読書推進の起点として読書に関するコミュニケーションの活性化が大切という考えから、自然にコミュニケーションを促し本への興味を喚起することのできるツールとして、神奈川組合から全国に発信したいとしている。

移転

◇全国万引犯罪防止機構
2月12日に左記へ移転した。
〒101―0062東京都千代田区神田駿河台1―2書店会館4階
℡03(5244)5612FAX03(5244)5613メール=info8@manboukikou.jp
※これまでの事務所は、今後も四谷分室として打ち合わせ等で適時活用する。

猪突猛進で壁を乗り越える年に/静岡組合新年総会で吉見理事長

静岡県書店商業組合は1月17日、静岡市清水区の日本平ホテルで第51回新年総会を開催し、組合員36名、出版社と取次6名の合計39名が出席。吉見光太郎理事長(吉見書店)は猪突猛進の勢いで業界に立ちふさがる壁を乗り越えたいと年頭あいさつを述べた。
はじめに前理事長の江﨑直利氏(藤枝江崎書店)があいさつ。「4期8年の間、素晴らしい経験をさせていただき感謝している。新理事長の下でこれからも連携を強めていこう。今回は当番地区として、かねてから要望のあった当ホテルを会場にできた。素晴らしい景観を楽しんでほしい」と述べた。
続いて、吉見理事長は「今年は亥年。猪は猪突猛進の言葉があるように大変な勢いで進み続け、壁にぶつかってもその勢いは衰えないという。まさに我々の業界も壁にぶつかっている状態だが、それを乗り越える勢いをもっていきたい」とあいさつした。
このあと、第32期役員として吉見理事長以下、理事15名、監事2名の合計17名を選定した。
続いて、来賓の出版社の担当者から、来年度の営業施策の説明が行われた。小学館パブリッシング・サービスの新井副課長は「『小学一年生』の店頭陳列コンクールの規定を変更し表彰店舗を増やしたので、今まで以上に店頭を賑やかにしてほしい」、集英社サービスの内山係長は「今年は秋発売のエンターテイメント図鑑『131/2INCREDIBLETHINGS』(仮)が店頭、拡売双方で売上げが見込める商材になる」、静岡新聞社の大林部長は「天皇陛下即位30年、御成婚60年記念写真集が3月下旬に発売される。我が社では宮内庁監修と県内独自のページを付けることで差別化を図っていきたい」と述べた。
総会終了後、会場を同ホテル6階の展望レストランに移し、世界遺産の富士山と三保松原の景観を楽しみ、出版社と取次を交えた懇談会を開催。中野弘道理事(焼津谷島屋)の司会で進行し、夕暮れからスーパームーンへと変わる静岡の夜景を肴に、例年とは趣を変え、しっとりした雰囲気の中で親睦を深めた。
(佐塚慎己広報委員)

日書連のうごき

1月4日事務局通常業務開始。
1月7日ポプラ社との意見交換会に柴﨑副会長が出席。
1月8日出版クラブ新年名刺交換会に舩坂会長、柴﨑、本間両副会長、小林理事、小泉監事が出席。
1月9日日教販春季展示大市会に舩坂会長が出席。公取委員長講演会に柴﨑、本間両副会長が出席。書店新風会新年懇親会に舩坂会長が出席。
1月11日悠々会新年会に舩坂会長が出席。
1月17日JPO運営委員会に柴﨑副会長が出席。
1月18日出版倫理協議会に事務局が出席。
1月21日公取協連合会との打合せに公取協元永専務が出席。
1月22日書店大商談会実行委員会に事務局が出席。
1月24日JPRO管理委員会に事務局が出席。学校図書館整備推進会議に事務局が出席。
1月25日万引防止出版対策本部に事務局が出席。
1月28日全国中央会税制・商業合同委員会に事務局が出席。
1月30日日本図書普及取締役会に舩坂会長、鈴木、藤原、西村各副会長が出席。
1月31日全国図書館大会組織委員会に事務局が出席。

出版社2社の増売企画に取組み/組合ホームページを開設/東京組合

東京都書店商業組合(舩坂良雄理事長)は2月6日、東京・千代田区の書店会館で定例理事会を開催した。主な審議・報告事項は以下の通り。
[総務・財務委員会]
第43回通常総代会は5月22日(水)午後1時半、東京・千代田区のホテルメトロポリタンエドモントで開催する。総代会までの理事会・グループ別委員会等の開催予定や、支部・エリア、各委員会が提出する書類について説明があった。平成31年度は役員改選期にあたり、役員や総代の改選について関係書類の期限内の提出を要請した。
[事業・増売委員会]
光文社、日本経済新聞出版社の担当者が増売企画を説明した。
光文社は、光文社新書の刊行点数が今年4月に1000点を突破するのに合わせて実施する「光文社新書1000点突破!フェア」について説明。読者連動企画として「光文社新書この一冊」を現在募集中で、読者投票で「光文社新書大賞」を決定するとともに、1000名の投票書目等を掲載したリーフレット「光文社新書1000人の1000点(仮)」を店頭拡材としてフェア参加店に送付する。セット内容は、①平台Sセット(50点各5冊)②平台Aセット(30点各3冊)③平台Bセット(10点各3冊)④棚Sセット(300点各1冊)⑤棚Aセット(80点各1冊)で、5月7日搬入予定、出荷条件は3ヵ月延勘。
このほか『秘蔵カラー写真で味わう60年前の東京・日本』(J・ウォーリー・ヒギンズ著、光文社新書)について説明した。
日本経済新聞出版社が説明した五木寛之著『白秋期』(日経プレミアシリーズ)は、17年に刊行されベストセラーになった『百歳人生を生きるヒント』に続く第2弾。超長寿社会において50代~70代の「白秋期」こそ人生の黄金時代であるとして、お金や健康の問題、老後の孤独とどのようにつき合えばよいかなど、人生後半の生き方について提言する。『白秋期』は特別増売企画として全組合員に5冊配本。『百歳人生を生きるヒント』についても併売を呼びかけた。
また、ネット上で大きな反響を呼んだブログをストーリー仕立てにして書籍化した『天才を殺す凡人』(北野唯我著)について説明を行った。
[指導・調査委員会]
組合ホームページを昨年12月17日に開設した(URL=http://www.tokyo-shoten.or.jp)。東京組合がお勧めする本を紹介する「本好きな方のためのニュース」や「出版業界の気になるニュース」、組織図・役員名簿等を記載した組合案内、組合員一覧、組合の歴史などを掲載する。なお、東京都書店商業組合青年部のホームページのアドレスは、http://seinenbu.tokyo-shoten.or.jpに変更されている。

総合読書率3ポイント減の55%/家の光協会・全国農村読書調査

家の光協会は第73回「全国農村読書調査」の結果をまとめた報告書『2018農村と読書』を発表した。全国60地点の農林業地区に在住の16歳~79歳の男女1200名を対象に、昨年7月12日~8月12日に実施。有効回収数は852名、回収率は71・0%。これによると、月刊誌、週刊誌、書籍のいずれかを読んでいる割合を示す総合読書率は55%と、前年を3ポイント下回った。

■総合読書率
総合読書率は前年比3ポイント減の55%。過去最高の1989年より32ポイント低下した。
性別では、男性の50%(同6ポイント減)に対して、女性は59%(同1ポイント減)となり、女性が31年連続で男性を上回った。
年齢別では、10代が最も高く61%、以下、40代が60%、50代が59%、20代と30代が54%、60代が53%となり、70代が最も低く50%だった。
職業別では、学生が最も高く61%、以下、自営業が59%、主婦が56%、農業と給料生活が54%となり、無職が最も低く53%だった。
■雑誌読書率
月刊誌か週刊誌を読んでいる割合を示す雑誌読書率は、同4ポイント減の44%。過去最高の1989年より40ポイント低下した。
性別では、男性の40%(同7ポイント減)に対して、女性は47%(同2ポイント減)となり、女性が31年連続で男性を上回った。
年齢別では、40代が最も高く48%。以下、50代と70代が46%、60代が43%、20代と30代が40%となり、10代が最も低く27%となった。
職業別では、農業が最も高く50%。以下、主婦が49%、無職が44%、給料生活が42%、自営業が40%の順で、学生が最も低く24%。
■月刊誌の読書状況
月刊誌読書率は同4ポイント減の31%で、2年連続の減少となった。
性別では、男性の27%(同4ポイント減)に対して、女性は35%(同4ポイント減)で、女性が男性を8ポイント上回った。
年齢別では、20代・40代が37%、50代が36%、30代・60代が30%、70代が26%の順となり、10代が最も低く18%となった。
職業別では、農業が40%と最も高く、以下、主婦が36%、給料生活が32%、自営業が22%、学生が21%で、無職が最も低く20%だった。
毎月読む人の割合は11%。性別では男性が11%、女性が12%だった。年齢別では60代と70代が13%と最も高く、職業別で最も高かったのは農業の22%。
毎月ではないがときどき読む人は20%。性別では男性が16%、女性が24%となった。年齢別では20代が27%でトップ。職業別では主婦が25%で最も高かった。
同じ月刊誌を毎号読んでいる定期読書率は11%(同1ポイント減)となった。
■週刊誌の読書状況
週刊誌の読書率は同4ポイント減の25%。この数年は30%前後の割合が続いていたが、大きく下落した。
性別では、男性が同7ポイント減、女性が同2ポイント減でともに25%になった。
年齢別では、70代が最も高く36%。以下、50代が27%、60代が26%、30代が20%、40代が19%、10代が12%の順となり、最も低いのは20代の8%だった。
職業別では、無職が32%、主婦が30%、農業が27%、自営業が26%、給料生活が22%の順で、最も低いのは学生の6%となった。
毎週読む人の割合は同1ポイント減の4%。性別では男性が7%、女性が1%と男性の方が高い傾向が23年間続いている。年齢別では30代が7%、職業別では給料生活と無職が5%で最も高かった。
毎週ではないがときどき読む人は同3ポイント減の21%で、性別では男性が19%、女性が24%と女性の方が高くなっている。年齢別では70代が33%、職業別では主婦が30%でトップになった。
同じ週刊誌を毎号読んでいる定期読書率は同2ポイント減の3%となった。
■書籍の読書状況
この半年間に書籍を読んだ人の割合を示す書籍読書率は32%で、同1ポイント増加した。2011年以降は、2016年の35%を除き30~32%で推移している。
性別では、男性が28%(同3ポイント減)に対し、女性が36%(同5ポイント増)だった。
年齢別では、前年に続いて10代が55%と最も高く、以下、20代が42%、50代が38%、30代と40代が33%、60代が30%で、70代が最も低く21%となった。
この半年間に書籍を読まなかった人も含めた全員の過去1ヵ月間の平均読書冊数は、同0・1冊増の1・0冊。この半年間に書籍を読んだ人の過去1ヵ月間の平均読書冊数は、同0・4冊増の4・6冊だった。男性は6・3冊、女性は3・4冊。1ヵ月の平均読書冊数は「1~4冊」が最も多く48%、次いで「5~9冊」が8%となった。
■雑誌、書籍の購入先または借覧先と入手法
月刊誌は1位書店53%、2位スーパー・コンビニ26%、3位美容院・食堂・病院15%。週刊誌は1位スーパー・コンビニ45%、2位美容院・食堂・病院39%、3位書店30%。書籍は1位書店81%、2位図書館・公民館24%、3位インターネット20%の順となった。
■1ヵ月当たりの本代
本を読まない人も含めた1ヵ月の支出金額別構成比をみると、最も高いのは「本を買わなかった」の58%で、同3ポイント増。支出金額別では500円未満が3%、500円~999円が7%、1000円~1999円が12%、2000円~2999円が6%、3000円以上が6%。本を買う人の平均支出額は同91円増の1859円。
■1日平均のマス・メディアとの接触時間
雑誌・書籍の読書時間は、読まない人も含めた全員は15分、読んだ人は37分。新聞の閲読時間は17分、テレビの視聴時間は150分、ラジオの聴取時間は40分、インターネットの利用時間は33分。
■インターネット接続機器の利用および電子書籍や電子雑誌の読書状況
パソコン・携帯電話・電子書籍端末・その他のインターネット接続機器のどれかを利用している人の割合は同5ポイント増の66%となり、この質問形式になった2012年と比べると21ポイント増加した。どれも利用していない人の割合は同5ポイント減の33%。
電子書籍・電子雑誌の読書率(よく読んでいる+ときどき読んでいる)は同2ポイント減の23%だった。

12月期販売額は1・8%増/2年1ヵ月ぶりのプラスに/出版科研調べ

出版科学研究所調べの12月期の書籍雑誌推定販売金額(本体価格)は前年同月比1・8%増。出版物全体で前年を上回るのは16年11月期以来、2年1ヵ月ぶりとなる。
部門別では、書籍が同5・3%増。佐伯泰英の文庫新刊(双葉社)やポプラ社「おしりたんてい」「かいけつゾロリ」など大物新刊が多く、出回り部数・金額ともに前年を上回り、返品も改善されたことから大幅増となった。
雑誌は同1・6%減で、内訳は月刊誌が同1・2%減、週刊誌が同4・3%減。前年同月は雑誌全体で17・0%減と激減していた反動で減少幅は少なかった。特にコミックスが持ち直した。
返品率は、書籍が同1・9ポイント減の35・0%。雑誌は同1・8ポイント減の39・7%。内訳は月刊誌が同2・3ポイント減の39・1%、週刊誌が同0・5ポイント増の42・7%。月刊誌はコミックスの大幅な返品減により改善された。
書店店頭の売上げは、書籍が約2%減。文庫は約1%増。佐伯泰英『空也十番勝負青春篇』(双葉社)の新刊が上・下巻各30万部で刊行され、伸長した。児童書は「おしりたんてい」シリーズが新刊・既刊ともに大ブレイクし、約3%増。
雑誌は、定期誌が約5%減、ムックが約6%減、コミックスが約11%増。コミックスは『ONEPIECE』『僕のヒーローアカデミア』(いずれも集英社)など強力新刊の刊行で4ヵ月連続のプラスとなった。

天牛堺書店が破産/負債は16億4千万円

天牛堺書店(資本金1000万円、大阪府堺市、藤吉信彦代表)は1月28日付で大阪地裁堺支部に自己破産を申請し、同日、破産開始決定を受けた。
申請代理人は根來伸旭弁護士(大阪市北区堂島浜1―4―16アクア堂島NBFタワー11階、弁護士法人マーキュリー・ジェネラル、℡06―6344―4800)。破産管財人は沢田篤志弁護士(大阪市北区堂島浜1―1―5大阪三菱ビル6階、梅田総合法律事務所、℡06―6348―5566)が選任されている。
同社は1963年創業、68年に法人改組した。古本買取店からスタートし、堺市を中心に「天牛堺書店」の屋号で12店舗を展開。新刊と古書を併売する業態が特徴で、学校、官公庁の卸売なども手掛けていた。大阪府書店商業組合には10店舗が加入していた。
帝国データバンクによると、98年5月期には売上高約28億円を計上していたが、18年5月期は約18億円まで落ち込んでいた。18年2月頃からはトーハンから人的支援を受けるなど経営再建に注力してきたが、事業の継続を断念し、今回の措置となった。負債は18年5月期末時点で約16億4000万円。
なお、天牛書店(大阪府吹田市)は同社とは関係がなく、通常通り営業している。

作品社など4社が受賞/和田社長「出版の営為に誇り」/梓会出版文化賞贈呈式

出版梓会は1月16日、東京・千代田区の如水会館で第34回梓会出版文化賞、第15回出版梓会新聞社学芸文化賞の贈呈式を開催。梓会出版文化賞は作品社、同特別賞はひつじ書房、新聞社学芸文化賞は亜紀書房、同特別賞はボーダーインクが受賞した。
20年ぶり2回目の受賞となる作品社は、田川建三訳著『新約聖書』全8冊、ヘイドン・ホワイト著、岩崎稔監訳『メタヒストリー』の出版が評価された。受賞者あいさつで、和田肇社長は「1月10日に創業40周年を迎え、二重の喜び。当社は零細出版社で、10人以上の正社員を抱えたことはない。それ以上大きくなろうという考えもない。少数精鋭で好きな道を探究してきたが、順風満帆に時が過ぎたわけではない。創業当初から苦難の連続で、執念の40周年」と同社の歩みを振り返った。
同社はこれまで1700余の書籍を刊行。「ありとあらゆるジャンルに挑戦してきた。どんな分野でもエッジの効いた、世に問う芯があれば刊行するという考えでやってきた」として、今回の受賞で評価された『新約聖書』と中田考監修『日亜対訳クルアーン』について「21世紀の諸問題には常にキリスト教とイスラム教という二大宗教に要因がある。その聖典を出せたのは幸運だった。一神教の国の出版社では叶うことのない出版行為であり、八百万の神を受け入れる日本でこその営為」と話した。
最後に出版不況の話題に触れ、「もともと出版は経済を左右する産業ではない。出版は金儲けが目的ではない。人間の思想と生き方を追求する営為。その業界に誇りを持ちたい」と力を込めて語った。
このあと、ひつじ書房・松本功社長、亜紀書房・立川勝得社長、ボーダーインク・池宮紀子社長が登壇し、受賞の言葉を述べた。
贈呈式終了後に行われた懇親会では、出版梓会・今村正樹理事長(偕成社)があいさつ。「受賞各社は90年前後から出版の仕事をしていると聞いた。96年をピークに業界が縮小していく中で会社を率いて良い仕事をしてきたことに、同業として敬意をもって賞を差し上げる」と祝意を述べた。
また、出版業界の厳しい状況に言及し、「今年1年も小出版社をめぐる様々な動きがあるだろう。ただ、これだけ様々なチャンネルが発達した現代だと、むしろ出版は小さいからこそこれから生き延びられる。小さいからできる仕事がある。これからも梓会出版文化賞はそういう仕事を1つひとつ丹念に見つけて顕彰していきたい」と述べた。

渡辺主筆「本は知識の貯蓄」/読売新聞社・出版関係新春懇親会

読売新聞社は1月30日、東京・千代田区のパレスホテル東京で、書店、出版社、取次など出版業界関係者ら約600名を招いて新春懇親会を開催した。活字文化議員連盟・細田博之会長、子どもの未来を考える議員連盟の河村建夫会長らも出席した。
冒頭あいさつした読売新聞グループ本社・渡辺恒雄代表取締役主筆は、週2回以上発行する新聞が消費税軽減税率適用の対象となる一方、書籍・雑誌は見送りとなったことに触れ、「新聞と同じく活字文化を支える出版物が軽減税率の適用にならなかったのは残念。次の機会が来たら新聞界も(出版物の軽減税率適用を)応援するが、出版界自身も問題意識を強く持ち、日頃から与野党の政治家に要求してほしい」と述べた。
また、新聞の部数減少、出版物の売上げ減少と書店の相次ぐ閉店に懸念を示し、「マクロ経済的に言うと、景気は良く、家庭も企業も豊かになっているが、日本は貯蓄過剰で消費が振るわない。お金が動いていないことが原因の一つ。ネットの影響も大きい。しかしネットの勢いにも限界が見える。これからは活字文化を再び隆盛させたい」として、「本は知識の貯蓄。その貯蓄を国民はしなくなりつつある。本を買うことは知識を貯蓄することという哲学を広く国民に認識してもらうことが、出版文化を栄えさせるポイント。新聞界と出版界が協力して日本人の教養水準を上げるために一生懸命努力しよう」と呼びかけた。
日本出版取次協会・近藤敏貴会長(トーハン)は「昨年、トーハンと日販は物流の協業に向けて話し合いを始め、3月までに方向性を出すことを決めた。マーケットイン型の流通を目指していかないと今後は厳しい。高止まりしている返品率を下げ、効率のいい商売ができるよう模索している。マーケットインというのは、今まで以上に1冊1冊の本を丁寧に売っていくこと。出版流通を担う者として改革を成し遂げたい」とあいさつし、乾杯の音頭をとった。
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